K氏が情報を集めていると、簡単にスマートフォンページを制作できるツールにたどり着きました。
詳細を見てみると、「専門知識がなくても簡単に制作できる」という言葉にK氏は魅力を感じ、お試し版を申し込んでみました。
実際に操作をしてみると、パソコンに不慣れな社員でも、少しの時間でひとつの簡易サイトを制作することができ、使いやすいという声があがり、価格も今まで情報を集めてきたサービスを比較すると、安価に利用することができます。
またK氏は自身があまりアプリをダウンロードしない性格ということもあり、簡易サイトへのアクセスがQRコードを活用することも、魅力的に感じた点のひとつでした。
K氏は、V社がフリーペーパー事業に携わってきた十数年の歴史から、うまく信頼関係を築くことができた企業・店舗はたくさんありましたが、中には広告において思うような成果が得られず、掲載をやめてしまった店舗もあります。
そういった顧客に対し、もう一度別の視点から広告を掲載してもらえるようアプローチをかけるために、フリーペーパー+QRコードという試みは適していると感じました。
「誰でも簡単に」ウェブページを制作できることもあり、V社の営業マンは制作に不慣れだとしても、サンプルページをすぐに作ってお客様へ見せることもできるようになりました。
またデザイナーにとっても、今まで紙媒体においてこだわって制作してきたデザイン力を応用してページを制作できる方法もあるため、どちらにとってもメリットにつながるものがありました。
V社は「紙+ウェブページ」の掲載プランを3カ月、半年、年間契約といったプランで提案している中、特にこの簡易ページはクーポン内容を作りやすいため、どんな業種の店舗にも活用してもらいやすく、またQRコードを活用する提案ということもあり、紙とウェブの話を受け入れてもらいやすくなったとV社の営業マンは話しています。
今回の施策が掲載される一番最初のフリーペーパーでは、V社内での制作が追いつかず、大々的にウェブページの制作を始めたという告知を打つことができなかったものの、店舗紹介の横にはQRコードが載っていることもあり、大きな告知がなくともウェブページへのアクセスが一定数ありました。
次の号ではフリーペーパー内でもページを割き、ウェブページでも店舗情報やクーポンの詳細が見られるという告知をすると、やはり爆発的にページの閲覧数が伸びたとのことでした。
ユーザーにとっては、クーポンを紙媒体のまま店に持って行く方法と、スマートフォンの中に表示させる方法と、2つのパターンの選択肢が広がります。
またページを制作した店舗でも、スマホ用のクーポンを活用して来店する人が増えたという声が届いています。
とあるネイルサロンでは、新しい試みということもあり、新規のお客様向けのウェブページ限定クーポンを作成したところ、しばらく予約を受け付けられないほどの問合せがあったとのことでした。
V社では簡易ウェブページの特性を活かし、どんな活用方法が効果的なのか、どういった提案方法が響くのかといった話題を、K氏を中心として社内での話し合いの機会を持つように心がけているといいます。
また、今後はフリーペーパー以外でも活用しようという案もあり、その中で不動産会社や式場に対しても提案ができそうだという話が上がり、準備を進めているとのことでした。
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