業種:イベント企画O社
アーティストのウェブサイトやファンクラブ運営をメインにおこなっているO社は、ファンクラブへの入会数を増やし、また継続してもらうためのキャンペーン施策のひとつとして、事務所と共同して所属アーティストを集めた音楽イベントを開催しています。
そんな中イベント企画部のK氏は、次回の企画で悩んでいました。
O社は事務所に所属しているアーティストのウェブサイトを制作、管理をしており、それぞれのファンクラブの会員管理も請け負っています。
O社が事務所から求められていることとしては、ウェブサイトをただ運営するだけではなく、それぞれのファンクラブへの「有料会員を増やすこと」、そして「継続させること」でした。
魅力のあるファンクラブを運営していくための施策は、アーティストごとに特徴や方向性、ファン層がどのような人たちなのかを汲み取りながら企画しなければなりません。
さらに既出のものではなく、新しい企画も求められていました。
有料会員を増やしていくことももちろんですが、何より「アーティストのファンを増やす」ための施策のひとつとして、今年で5回目を迎える音楽イベントにはO社も事務所も力を入れていました。
今年の音楽イベントの企画担当に抜擢されたK氏は、昨年よりも日程が一日増えたこともあり、イベント内容も充実したものにしたいと考えていました。
昨年の担当者からは、ライブへの参加数は多いものの、イベント会場に出展しているブースへの回遊率がよくなかったという話を聞いていました。
K氏はプレッシャーを感じながらも、任された大きな仕事を成功させようと意気込んでおり、昨年の反省点を踏まえつつ今までとは違った、何か驚きのある企画を作り上げるために、様々な情報を集め始めました。