業種:印刷会社Q社
Q社は新しい顧客を獲得するための方法や、A百貨店の要求に応えられる方法はないかと、情報を集めていました。
そんな中、とある展示会に参加したQ社はさまざまなツールと出会った中で、電子ブックに興味を惹かれました。
話を聞いていく中で、電子ブックでのマニュアル制作が実現できれば、すべての従業員に対して同じ情報を提供することができるようになるとわかりました。
A百貨店から依頼されたマニュアル制作の要望を叶えられると判断し、Q社は電子ブック制作ツールを導入することを検討しました。
さっそくQ社は、A百貨店に対し、「電子ブックでマニュアルを制作してみるのはどうか」と提案しました。
A百貨店からは、「マニュアルに電子ブックを取り入れること自体は、要望として挙げた情報の共有ができるようになるが、セキュリティ面に不安がある」と、提案を返されてしまいました。
Q社は、電子ブック制作ツールを提供する企業を再度訪問し、A百貨店の心配しているセキュリティの問題を解消する手段について研究し、学び直すことにしました。
そこで得られた方法により、店舗スタッフだけが閲覧できるように設定されたマニュアルのサンプルをA社に見せに行くと、今度はその出来上がりに満足してもらえました。
大事な情報は決して外部に漏らすことなく、セキュリティが高い環境でスタッフ同士が情報を共有することが可能になるという、店舗側が望んだ以上の機能も追加することができました。
そしてマニュアル制作の成功で、A百貨店はQ社に新店舗のパンフレット制作も任せてくれることにつながりました。
さらには、A百貨店の電子ブックで制作したマニュアルを実際に目にして、その出来栄えを口コミで聞いていたA百貨店グループ企業のひとつからは、
「Q社の電子化技術をすばらしく思ったため、こちらでも電子化をお願いしたい」
と、Q社に対し問合せがあり、グループ会社でのマニュアルの電子化の制作が決まりました。
マニュアルの電子化の実績により新規顧客を得ることができ、自信を持つことができたQ社は、今後、今まで印刷を請け負ってきた企業に対しても、電子ブックをプラスアルファとして提案する営業を重ねていこうとしているそうです。
新しい業務が可能となったため、さらに多くの注文を受け、業績を伸ばしていきたいと考えているとのことでした。
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