業種:ゲーム会社X社
X社は、ゲームファンならば知らない人はいないとも言っても過言でないほど有名なゲーム制作会社です。家庭用ゲーム機やPC、スマートデバイスに対応したゲームやデジタルサービスの企画・開発・販売、運営をおこなっています。
日本屈指のゲーム制作会社であるX社は、2回目となる大規模なイベントの開催を計画していました。
イベントの目的は、企業のブランドイメージの向上と、自社のファンを増やすことです。
イベントの企画を任された担当者は、コンテンツを模索していました。
第1回目となる前回は、「電気街をX社がジャックする」ことをコンセプトに自社のテーマカラーにちなんだイベントを企画し、盛況のうちに終わりました。
1回目が盛況だっただけに第2回目となる今回はさらに来場者を楽しませられるイベントにしなければなりません。
自社らしく、これまでにないコンテンツとはどんなものなのか、企画担当者は頭を悩ませていました。
企画会議を重ねるなか、チームの1人から「ARを使ったコンテンツはどうか」という声が上がりました。
以前からゲームとARは親和性が高いと考えていたX社は、ARを使った謎解きクイズラリーを実施することを決定しました。
しかし、問題点がありました。
数年前にとあるゲームのファンイベントでARを使ったことがありましたが、お客さまからは好評だった半面、作成ツールの使い勝手や汎用性、コストパフォーマンスなどが悪かったこと。
もう1つは、クイズラリーは熱狂的なゲームファンにとっては魅力的な企画ですが、同伴者や小さなお子さんなど、あまり知識がない人は参加してもらえないのではないかということです。
AR作成ツールの見直しとクイズラリーの参加率をアップさせる方法。この2つが課題となっていました。