業種:学校法人J大学
とある地方のJ大学では、学生たちが快適に勉学に励むことの出来る環境づくりに力を入れています。
近年では「ダイバーシティ」という言葉が広く浸透してきていることもあり、J大学でも「多様性」への対応が求められていました。
J大学では、障害のある学生や社会的マイノリティと呼ばれる学生たちへの対応に課題がありました。
実際、指導をする側である教授の中にも、自身の研究分野以外には疎い方もおり、多様な価値観への理解が及んでいない状況があります。
そんな状況から変化のときである、という大学の流れもあり、そのひとつの構想として、「すべての学生に対して学校から情報提供が出来るプラットフォームを作りたい」というプランがありました。
現在でも、学校のホームページや学部ごとの掲示板は存在していますが、構想していたのは学部や学年、専攻といった枠にとらわれず、すべての学生に対して役立つ情報が配信できるものでした。
また研究機関である大学ということもあり、得られる情報は研究の一環としても役立てたいと考えていました。
教育心理学を専攻している教授は、情報提供が出来る環境をつくるにあたって「人の行動をデータで取りたい」と考えていました。
構想しているものは、在学しているすべての学生に向けた施策ということもあり、教授は大学のキャリアセンターとも連携しておこなえる施策が何かないかと、あらゆる情報を集めていました。
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