業種:看板製作O社
社長は、以前に情報を集めるために参加した展示会で名刺交換をした中の一社、スターティアラボ社から、看板やパネルなどの製作とデジタルツールを組み合わせた提案がしたい、という連絡があり、情報収集にと話を聞いてみることにしました。
紹介されたAR作成ツール『COCOAR(ココアル)』は、自分たちでAR(=拡張現実)を簡単に作れるというものでした。
新しいデジタルツールの柱を考えていた社長にとっては、外注をせずに自社内で製作を完結できることにとても魅力を感じました。
また、看板を製作する依頼はデザインから請け負うものが多いため、お客様へのデザイン提案の段階からARを組み込んだ提案ができます。
社長の中で、『COCOAR』を活用していくイメージが湧き、導入を検討することにしました。
O社がARの提案を勧めていく中で、このような事例がありました。
付き合いのある百貨店の担当者と会った際に、担当者は「イベントでなにか新しいことはできないか」という企画に悩んでいました。その話を聞いたO社の営業マンは、イベントにARを取り入れた企画を提案しました。
提案内容としては、イベントで製作するパネルにARを組み込み、一緒に写真が撮れる仕組みを取り入れることで、内容にもボリューム感を出すことができ、来場したお客様にも満足してもらえるのではないか、というものでした。
この提案の際には、営業マンがフォトフレーム型の簡単なARサンプルを準備し、実際に見てもらったことで、百貨店の担当者にもすぐにイベントでのAR活用にイメージを持ってもらい、実現することになりました。
話が進んでいく中で、イベントのパネル製作費だけでなく、ARの設定費用も上乗せすることができ、結果的に利益率が上がることにもつながっています。
今回の事例では、パネル製作にプラスして、新しく事業として始めたARも受注ができています。
当初の目標としていた、ウェブ制作と並ぶデジタルツールとして『COCOAR』を導入したことで、お客様に対して今までより幅広い提案ができるようになったと、O社の営業からも好評をいただいています。
また、社内にはウェブデザイナーを含め、動画制作がデザイン制作ができる優秀な社員がたくさんいます。彼らも、新しいサービスの提供の制作に腕が鳴ると意気込んで、ARの制作をおこなっています。
さらに嬉しいことに、百貨店の担当者から、前回のイベントでは想定していた人数よりも多くのお客様にARを活用した企画を楽しんでもらえたと、百貨店の方にも満足してもらえたと連絡をもらいました。
そして、第二回目のイベントでのARの活用も、引き続き任せてもらえることにつながりました。
一回目のイベントから改善点や課題も見つかったことからも、これから試行錯誤を重ね、良いサービスを提供してきたいですと、意気込みを語ってくれています。
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