E氏はとある観光パンフレットで活用されているARを見て、スポーツチームの告知ポスターでも活用したいと考え、ARサービスについて調べてみました。
しかしネットで見たARは、E氏が考えていた予算とは折り合いがつかず半ば諦めていましたが、情報を集めに行った展示会で、E氏は誰でも簡単に作れるARサービス『COCOAR(ココアル)』に出会いました。
P社の広報部は人数が少なく、その中で如何に効率良く多くの仕事を手がけるかが大事になるため、制作にはあまり工数をかけたくありませんでした。
COCOARならば、画像と動画のデータを活用することで自分たちで手軽にARを作成・編集でき、さらにポスターや会報誌などでも活用ができそうだと感じ、導入を検討しました。
E氏はさっそく、ARを花火大会にて配布する「うちわ」に設定してスポーツチームのPRを図りました。
ARアプリをうちわにかざすと、うちわからしか見られないスポーツチームのスペシャル動画と、今後の試合スケジュールを閲覧できるという仕組みでした。
このARを設定する際に、うちわはすでに制作し終えていましたが、ARは後付けで設定ができるため刷り直す必要なく活用することができています。
またARは試合のチケットでも活用しています。
お客様に試合当日を楽しみに待ってもらえるように、試合の5日前から毎日見られる動画が変わり、それぞれ選手が試合に対する意気込みや、メッセージ、選手同士のオフショット映像などを見ることができます。
このチケットのARを利用してくれた人に対してはPUSH通知を送り、次回の試合やイベント情報、またARの動画が更新されたお知らせを配信しています。
ARの存在はチームの選手の中でも話題になっています。
始めは前月に活躍した選手にAR動画への出演を依頼したため、動画に出演することをモチベーションにしている選手もいるとのことでした。
選手にとっても動画出演は自分のPRにもつながるため、「次はこんな企画の動画はどうか」といった撮影企画を持ってくる選手もいるほどでした。
チームや選手のファンとしても、チームの普段の様子や選手の人柄が見え、親近感が湧いたという声をもらったこともあり、ARはE氏が予想していた以上の効果をもたらしてくれているとのことです。
こうした情報はSNSでの随時更新しており、最近はお気に入り登録やシェアの数も順調に増えてきています。
またARはP社の営業マンの名刺や競技場のパンフレットにも設定してあり、詳細が見れるようになったことで営業ツールとしても役立っているとのことでした。
今後は、今後はスタンプラリーも活用し、試合会場でのエンターテインメント性も向上させていける企画を実施してファンを増やしていくための取り組みを進めていくことと、そしてARの新しい活用方法を生み出していきたいと意気込んでいました。
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