業種:映像制作N社
社長がこれから取引先を広げていこうと考えていたときに、スターティアラボ社からARについて紹介させてほしいという連絡がありました。
ARについて知識として知ってはいましたが、映像を制作している自社での活用のイメージがつかなかったことから、社長は映像会社がARを活用することにどんな可能性があるのか聞いてみることにしました。
話を聞いていく中で、動画との親和性に未来を感じ、また「工数をかけない」ことを望んでいた中で、簡単にARを作成できるところに魅力を感じた社長は、導入を検討しました。
ARは社長にもN社社員にとっても、交友関係を広げていく際に活躍しています。
社長がOBとして昔から付き合いのあった理科系の大学サークルに顔を出した際に、最近新しく始めたサービスとしてARを紹介してみると、学生は興味深く話を聞いてくれ、ぜひ使ってみたいという声を多くもらい、学園祭の際に配付するサークルの活動報告冊子にARを設定することになりました。
活動報告冊子の誌面では、普段おこなっている実験成果を写真や図式で掲載していますが、ARマークのある部分に専用アプリをかざすと、実験の映像や動画を見ることができ、また音声では学生たちの副音声が収録されており、実験の裏話を含めて詳しく解説してくれています。
理科サークルとして、身近な科学を研究している日々の活動内容をわかりやすく説明することに役立っているとのことでした。
またこのサークルは様々な企業と協賛を結んで日々の活動をおこなっていることもあり、冊子内には協賛企業の一覧も掲載されています。
冊子のARを見たとある企業とは、自社企業のロゴマークから自社PR動画を見られるようなARを設定することに至り、サークルと企業のつながりを強めることができたとのことでした。
ARは水族館でも活用してもらっています。
社長は水族館の担当者とは以前に参加した学会で知り合い、そのつながりで話をするようになりました。
そこで聞いた話によると、近々カワウソを特集したイベントを開催するとのことだったので、ここでARを活用してみたらどうかという話をしてみました。
特にN社は生物の生態や解説動画の制作が得意だったこともあり、動画ではどのような画や言葉で見せるべきか、という具体的な話が担当者の心に響き、活用が実現しました。
館内の案内版にARをかざすと、動物たちの解説映像を見ることができる仕掛けになっている他、パンフレットにもARを設定しており、家に帰った後でも水族館の思い出を楽しむことができます。
また水族館内のパネルにARを設定しており、6種類のARに隠されたキーワードを水族館の特設ページに打ち込むと、水族館限定の待受画像をダウンロードすることができるという企画もおこないました。
来館者の参加率も担当者が予想していた以上に多く、また感想欄にも待受ラリーに参加して楽しかったといった声も届いており、水族館の担当者は今後も続けていきたいと期待してくれているとのことでした。
社長はARを導入したことで、テレビ局以外の取引先と仕事へつなげる際のきっかけのひとつとして活用できるようになったと話しています。
今後についても、別の学会発表で出会った方とARを活用した企画の話が進んでいるものもあり、今まで以上にARを広めていきたいと意気込んでいました。
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