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Columnコラム

AR企画を立てるときの注意点とは?
ARのビジネス活用ガイド


近年、ARの市場は年々拡大しており、活用のされ方も、さまざまな場面に広がっています。

今回はそのようななかで、ARのビジネス活用の利点や、企画をたてるときの注意点などを確認していきたいと思います。



ARの市場予測と活用のされ方

 

MM総研の「ARとVRに関する一般消費者の利用実態と市場規模調査」によると、日本国内のVR/AR市場は、2016年から2020年には15倍の2,111億円に伸びると言われています。また、VR/ARやモバイルを中心に投資を行う投資機関「Digi-Capital(英国)」では、今後市場で主流となるのはモバイルARであると予測しています。ARは現在、ゲームやエンタメだけではなく、eコマース、ARデバイス、広告、アプリ(非ゲーム含む)、エンタープライズ向けでの用途でカギになってきています。

 

実際に当社でARに関する調査を実施したところ、対象者の半数以上の57.9%が身近な販促物の代表である商品パッケージでARを体験したという結果が得られました。今後、ARはさらに身近な技術となり、ビジネスシーンでの活用も広まっていくことになるでしょう。

 

ARとVRに関する一般消費者の利用実態と市場規模調査(MM総研調べ)

2017~2022年のグローバルなAR/VR産業の市場予測(Digi-Capital発表)

第2回ARアプリに関する調査レポート(スターティアラボ調べ)ダウンロードページ





ARがビジネスに活用される理由

では、なぜARは数多くの分野でビジネスに活用されるようになったのでしょうか。それには明確な理由があります。

 

ARはプロモーション・PR企画と相性が良い

 

 

当社の意識調査によると、ARコンテンツを見たた後の商品サービスに対するユーザーの興味関心・購買意欲は「非常に上がった」(19.2%)、「上がった」(40.3%)とARを体験したユーザーの59.5%が「購買意欲があがる」と答えており、プロモーション企画にARを活用することは効果があるといえます。

記憶は、「記憶に残る=インパクト(驚きを体験する)×回数(何回も情報に接する)」と表すことができ、インパクト・驚きが大きく、繰り返し情報に触れることができればそれだけ消費者の記憶に残りやすくなります。

そもそもプロモーション・PRの目的は「知ってもらう、選んでもらう」ことであり、そのためには消費者の「記憶に残る」ことが重要です。

ARはこの点に関して、

  • ・紙面が動き出したり飛び出したり、ARを体験させることでユーザーにインパクトを与えらることができる。
  • ・「チラシやカタログの紙面を読む」+「ARコンテンツを表示する」というステップで、最低2回は情報に触れさせることができる。更にプッシュ通知で再度情報を送信することができる。

という利点を持っているため、ARはプロモーション・PRに最適なツールといえるのです。この強みがARが様々な分野で活用されている理由といえます。





おもなAR企画の例

ARの活用方法の代表的なものとして、ARフォトフレーム、AR動画、3Dコンテンツ、空間認識、ARスタンプラリーなどがあげられます。



ARフォトフレームは、イベントやキャンペーン、店舗限定のフォトフレームを設定することで、話題性や来訪性を高めることができます。顔はめパネルのように活用すれば、試着体験や着せ替えとして活用することも可能です。
さらに魔法や攻撃技など、現実ではありえないものを、現実の背景の中で実際に操っているような写真を撮ることもできます。これは現実と非現実を重ね合わせるARだからこそできる活用です。
ARフォトフレームは特に、親子や友達同士など、複数人で楽しむ利用者、もしくは、キャラクターとのコラボレーションを行った場合は、作品のファンの方に利用してもらいやすい活用方法です。



AR動画は、マーカーを読み込むことで、設定された動画コンテンツを表示します。カタログや情報誌に活用することで、省スペースで多くの情報を届けることができます。「作り方」などの紹介動画に活用すれば、文字だけでは伝わりづらい個所を分かりやすく説明することができます。
また、静止画や写真が「動き出す」という動画の使い方をすれば、すでにあるものに新たな楽しみ方を創出することもできます。


3Dコンテンツは、マーカーを読み込むことで出現するタイプと、空間を認識して出現するタイプがあります。マーカーを読み込むタイプでは、紙面やグッズに印刷されたマーカーから、3Dのコンテンツを表示されることができ、アーティストグッズ及びキャラクターグッズ、Vtuberなどに多く使われています。



空間認識は、所定、あるいは任意の場所でアプリやカメラをかざすことで、まるでそこにある、もしくはいるかのように3Dコンテンツが表示されるものです。
キャラクターを出現させたり、家具などを実際の部屋に仮配置したりすることができ、回り込んだり、近づいたり、離れたり、といった距離感も現実と同様に表示されます。



ARスタンプラリーは、マーカーを読み込むことで、スタンプをためることができます。紙のスタンプラリーに比べて、用紙の配布場所の指定などがないため、チェックポイント場所を選ばず始められる利点や、力加減やインクによってスタンプの出来が左右されないなどの利点があります。
さらに、フォトフレームやAR動画、空間認識などと組み合わせることで、チェックポイント周辺の紹介やクイズラリーにも使用することができ、謎解きゲームや宝探し、地域活性化などに活用されています。



一口にARといっても様々な活用方法があるため、広告関連企業やイベント制作会社、出版会社、鉄道会社、教育関係、飲料・製菓メーカー、日用品メーカー、業務用機材メーカー、ハウスメーカー・工務店、官公庁、商工会議所など幅広い業界で、プロモーション企画として活用されています。





AR企画を成功させる5つのポイント

それでは、AR企画を導入し、成功させるためには、どのような準備が必要なのでしょうか。

以下に、5つのポイントをあげました。


①企画全体の目的とペルソナを明確にする

AR企画を考える前に、実際にARを取り入れようと考えている、チラシなどの販促物を作成する目的や、イベントなどの販促企の実施目的を明確にすることが重要です。

具体的には、
「集客/商品・サービスの認知度・理解度の向上/お問い合わせを増やすため」
「企業・商品のプロモーションのため/地域の活性化のため/関係者に向けた発表の場を設けるため」

などがあげられます。

また、ターゲットのペルソナも設定することで、AR企画や後ほどお伝えする導線を考える際にブレなく考えることができます。




②AR企画のゴールを明確にする

企画全体を踏まえて、AR企画のゴールを明確にします。AR企画が企画全体の中でどのような役割を担うのか、AR企画を通じてユーザーにどういったアクションをとってほしいのかを明確にすることが大切です。

ARというデジタル技術を活用する以上、スマートフォンを保有している層やデジタルに対して抵抗がない層に向けたAR企画のほうがより成功に近づきます。また、万人受けを狙った企画よりも、よりコアなファンを狙った企画のほうがより成功しやすい傾向があります。


③ユーザーの期待に応えるARコンテンツを用意する

「企画全体の目的とペルソナを明確にする」で設定したペルソナに喜んでもらえるようなARコンテンツを考えることが重要です。期待に応えるためのコンテンツの考え方には以下の3つのポイントがあります。

  • ・ターゲットが興味のあるコンテンツ,もしくは関連性が高いコンテンツ
  • ・ARならではの体験ができるコンテンツ
  • ・独自性・希少性があるARコンテンツ(高付加価値なコンテンツ)


3つすべてのポイントに当てはまるコンテンツを用意することがベストですが、まずはポイントを意識してコンテンツを準備することが重要です。




④AR企画の導線設計を考える

企画が決定したら、導線設計を考えることも重要です。
ユーザーがAR企画を認知してから実行するまでの導線を考えることで、ユーザーがつまずきそうな箇所をあらかじめ洗い出し、必要なアナウンス方法や文言を準備することができます。

導線は企画ごとに異なるため、企画ごとの細かい洗い出しが必要になります。


⑤AR企画をわかりやすく告知する

告知をする際のポイントは、「AR」を推すことよりも、「ユーザーが得られるもの」をしっかりと伝えることが重要です。
特に紙媒体では「ユーザーが得られるもの」「アプリDL方法」「かざす流れ」の三つの項目がわかりやすく伝わることが必須です。

また、告知手段として、

  • ・公式SNS(事前告知)
  • ・Webサイト(事前告知)
  • ・チラシ
  • ・パネル
  • ・フォロースタッフ
  • ・会場アナウンス

など、企画に合わせて複数の告知方法を準備できると成功に近づきます。特にSNSでは、ハッシュタグや連動企画などを利用して、利用者に拡散を行ってもらえる仕組みを作ることが重要となります。


終わりに

ARのビジネス活用の利点や、企画をたてるときの注意点、いかがだったでしょうか。 入念な準備をすることでAR企画のビジネスでの効果は高まります。

下記ページからは、今回ご紹介したそれぞれの項目について、さらに詳しい解説をした資料がダウンロードできます。特に「AR企画を成功させる5つのポイント」に関しては書き込み式でチェックができますので、ぜひダウンロードしてご活用ください。



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