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Columnコラム

顔認識ARまとめ



▼もくじ

  1. 1.AR付カメラ
  2. 2.試着・着せ替えAR
  3. 3.バーチャルメイク
  4. 4.動画配信関係
  5. 5. その他
  6. 6.身体認識の活用
  7. まとめ




1、AR付カメラ


従来、携帯電話での写真撮影では、内蔵カメラをそのまま利用することが一般的でしたが、近年では若い人を中心に「SNOW」や「BeautyPlus」などのARエフェクト機能のついたカメラアプリを利用して写真撮影をする人が増えています。また、ARエフェクト機能の台頭で、「記録を残す」ことが目的だった撮影が、「撮影自体で遊ぶ」ものへと変化しています。

また、AR付きカメラの利用で、自分のコンプレックスや素顔を隠すことや、なりたい自分になっての撮影も簡単にできるため、SNSでの写真付きツイートの投稿ハードルも下がります。

スナップチャットの性別を変換する顔認識ARフィルターが大ヒット!
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: MoguraVR


2019年5月、アメリカのSnap Inc.が提供している写真共有アプリケーション「 スナップチャット」は、自撮りした写真の性別を変える新しいARフィルターをリリースしました。


リリースと同時に多くのユーザーがこのARフィルターを試し、自分の顔だけではなく、映画の登場人物や俳優の顔などを使ってこの機能を楽しみ、SNSでも瞬く間に話題になりました。


スナップチャットのARフィルターには、「男性フィルター」と「女性フィルター」の他にも「赤ちゃんフィルター」など、バリエーションがあり、今後も新しいフィルターがリリースされるごとに注目を集めることが予想されています。

ARGO:芸能人やインフルエンサーの間で性別を変えるARアプリSnapchatのフィルターが話題を呼んでいる!




人気の自撮りアプリ「BeautyPlus」がARフィルターで『鉄腕アトム』と初コラボ!
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: PRTIMES


2018年2月18日、画像や動画の編集、加工アプリの提供などをおこなう中国のMeitu社は、同社の自撮りカメラアプリ「 BeautyPlus」の最新機能であるARフィルターに「鉄腕アトム」を追加し、販売を開始しました。


「BeautyPlus」は毎週更新されるさまざまなARフィルターや美肌加工機能などが人気のアプリで、日本を含む世界中のユーザー約4.8億人に利用されています。今回追加されるコラボARフィルターは全7種で、「アトム」や「ウラン」などの人気キャラクターがリリースされています。ユーザーの口元の動きや瞬きを認識してイラストが変わったり、画面をタップすることで背景が切り替わる効果を楽しむことができます。

ARGO: 世界中で大人気の自撮りアプリ「BeautyPlus」が『鉄腕アトム』と初コラボ!




FacebookやInstagramのARカメラエフェクトで「犯人」になりきる!



2017年4月、Facebookは開発者向けのプラットフォーム「カメラエフェクトプラットフォーム」をリリースしました。これにより、誰でもオリジナルのARエフェクトを作成、提供することができるようになりました。


この機能を利用したARエフェクトでは、人気漫画・アニメ『名探偵コナン』に登場する「犯人」のような姿になれる「黒い犯人」が話題になりました。ユーザーがFacebookアプリの投稿作成画面で「ライブ動画」を選択すると、カメラが起動してARエフェクトを選択することができ、ユーザーの口や目などの動きを読み取ってアバターの表情が変化します。


2018年5月には、Facebook傘下のInstagramのストーリー機能でもARエフェクトが使えるようになり、投稿動画として顔認識のARエフェクトが広まっていくきっかけになりました。また、2019年8月13日には、ARカメラエフェクトを誰でも製作・公開できる「Spark AR」のパブリックβ版が公開され、ARエフェクトの利用はますます広まっています。

ARGO: FacebookのARカメラで、あの「犯人」になりきれる!?




2、試着・着せ替えAR


ARは現実世界に重ね合わせることができるため、ショッピングなどでの試着にも最適です。従来では、実物で試してみるまでわからなかったサイズやカラーなどを、店舗だけでなく手軽に試すことができ、失敗の少ないショッピングができます。店舗としても返品の減少やECサイトの利用増加による店舗在庫問題の緩和などに役立ちます。

購入体験以外にも、制服や各国民族衣装、歴史的衣服の着せ替えなどイメージや理解の補助としてもARは役立っています。

iPhoneでメガネを「試着」できる、顔認識ARのサービスで購入体験がスムーズに
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: WIRED


米国ニューヨーク発のメガネブランド Warby Parkerは、ARでメガネを試着できる機能をiOSアプリに導入しました。アプリをダウンロードして、試着したいメガネを選ぶと、バーチャル・トライオンが始まり、iPhoneのフロントカメラが起動して、画面上の自分の顔を認識してメガネが投影されます。


ユーザーはスマホのインカメラを用い、バーチャルで自分の顔にメガネをかけることができるので、自分の顔の形や髪の色、雰囲気にそのメガネがマッチしているかどうかを確かめられます。そして、さまざまなタイプのメガネを好きなだけ試すことができ、客観的に判断ができるので、購入体験がよりスムーズになります。

ARGO: ARでメガネが試着できるサービスをWarby Parkerが開始




奈良「唐古・鍵遺跡」で弥生時代にタイムスリップ、当時の生活を体験できるARアプリがリリース
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: @Press


2019年3月1日、AR・VR等の技術を使用したアプリケーションの開発をおこなう株式会社ジーンは、スマートフォン・タブレット端末向けアプリ「AR唐古・鍵遺跡 ~よみがえる弥生のムラ~」をリリースしました。


唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)は、奈良県磯城郡にあり、弥生時代の環濠集落遺跡として国の史跡にも指定されています。本アプリを現地で起動すると、当集落の特徴である大型の建造物が、ARによって実物大でよみがえるほか、顔認識ARを利用することで画面に映った顔が弥生時代のシャーマン、戦士、そしてマスコットキャラクター「楼閣くん」に変身できたり、マツリに入り込んだような感覚で弥生時代の様子を体験でき、理解が一層深まります。

ARGO: 奈良「唐古・鍵遺跡」で弥生時代にタイムスリップ!当時の生活を体験できるARアプリが配信開始




3、バーチャルメイク


お店で限られた時間内に自分に似合うものを選ぶのはなかなか難しいものです。テスターも試すにはいいですが、リアルタイムでメイクをためせるバーチャルメイクなら、自宅など場所や時間を問わずにゆっくりと自分に似合うものを探すことができます。また、衛生面や、テスター使用時にしているメイクも気になりません。

株式会社ジャストシステムによれば、無料サンプルの使用者の約7割が商品購入に至るといいます。また近年は、店舗で時間をかけた商品の選択というよりもむしろ、購入品の情報を事前に得ておくなど、店舗での滞在時間の短時間化が進んでいます。場所や時間を問わずに色味を試すことのできるバーチャルメイクであれば、店舗に行く前に検討することができるため、お客さまの来店ハードルの低下にもつながります。

AmazonでAR技術を活用したバーチャルメイクが試せる!ロレアル傘下モディフェイスと協業
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: LOREAL


ロレアルグループ傘下のモディフェイス(ModiFace)は、バーチャルでメイクアップアイテムを試せる「バーチャルメイク機能」をAmazonと協業し提供しています。


同機能は、モディフェイスのAIとAR技術を活用したもので、AIで自動的に製品の色などを分析し、その情報を元に、ARによって実際にメイクしたような色や質感の仕上がりになるというものです。ライブ動画だけでなく、自撮写真、モデルの顔写真でもバーチャルメイクを再現できます。


提供されるのはAmazonのモバイルECサイトとアプリ上で、「購入前に色を試したい」というユーザーの声が多く寄せられたリップを対象として、 日本ロレアル、資生堂、カネボウ、コーセー、花王から計18ブランド、890点以上の商品ページで利用可能となっており、今後は他のメイクアップ製品も対象としていくとのことです。

ARGO: AmazonでAR技術を活用したバーチャルメイクが試せる!ロレアル傘下モディフェイスと協業




WebARでバーチャルメイクアップ、「シュウ ウエムラ」の公式オンラインショップ
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: PRTIMES


メイクアップ アーティスト ブランド「 シュウ ウエムラ」は公式オンラインショップにおいて、2019年5月9日より、ARとAIを応用したバーチャルメイクアップアプリ「YouCam メイク」のWebARサービス「Webページコンサルテーションモード」のサービスをスタートしました。

このサービスでユーザーは、シュウ ウエムラの人気のリップアイテムから、色とテクスチャーの異なる150以上のリップをリアルタイムで自分の顔や写真にバーチャルメイクすることができます。3つのモード(モデル画像 ・写真をアップ ・カメラモード)を選ぶことができ、カメラモードでは撮影ウィンドウに映った自分の顔でリアルタイムにバーチャルメイクをすることができます。

ARGO: コスメブランド「シュウ ウエムラ」の公式オンラインショップでバーチャルメイクアップサービス開始




4、動画配信関係


近年では、従来からあったYouTubeに加えて、 SHOWROOMTik Tok17LIVEなどの動画配信サービスも登場し、気軽に動画を配信できるようになりました。また、ミレニアル世代を中心に、ARの機能などを利用してバーチャルなキャラクターで生配信をおこなうVTuberがブームとなっています。

ARを活用することで、動画に面白みを持たせるだけでなく、キャラクターアバターを使えば、素顔を隠してなりきり配信することも可能となります。近年では、顔認識、体認識ともに高精度化したため、ユーザーの表情や口の動きに合わせた動きをアバターが行えるようになりました。

深度センサーは不要、「YouTubeストーリー」でAIを採用したARマスクが利用可能に
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: ITmedia


YouTubeの親会社である米Googleが2019年3月8日、YouTubeのクリエイターが利用できるサービス「YouTubeストーリー」で、AI採用のARマスクを利用できるようになったことを発表しました。


YouTubeストーリーは、登録者1万人以上のクリエイターが配信することができる7日間で消滅する短い動画コンテンツです。モバイル版YouTubeアプリでのみ作成でき、視聴もYouTubeアプリでのみ可能となっています。


このARマスクは、特別な深度センサーが不要で、リアルな映り込みや仮想オブジェクトの影などを実現でき、Googleは将来的には他の製品やサービスでもこのAR技術を採用していくとしています。

ARGO:Google、「YouTubeストーリー」にARマスク機能を追加




バーチャルキャラクターで生配信、VTuber配信アプリ「SHOWROOM V」のAR機能
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: PANORA


仮想ライブ空間「 SHOWROOM」を運営するSHOWROOMは2019年5月30日、スマートフォン向けVTuber生配信アプリ「 SHOWROOM V」の最新版をリリースしました。


SHOWROOM Vは、スマホだけでバーチャルキャラクターとして生配信ができるアプリです。ユーザーの目や口の動き、顔の向きを認識してARの機能でキャラクターに反映させることに加えて、最新版では手の動きや距離感も認識して反映できるようになりました。


ユーザーは実際の自分の姿をあらわすことなく、リアリティのある動作で好きなキャラクターになりきって生配信をおこなうことができます。

ARGO: ライブ配信アプリ『SHOWROOM V』がアップデート、手の動きや距離感までも反映可能に




5、その他

歯みがきを楽しい時間に!ARゲームで子どもの歯みがき支援
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: Kolibree


2018年1月9日~12日に米国ラスベガスで開催された世界最大のコンシューマー機器の見本市「CES 2018」では、フランスの Kolibree社が開発した子どもの歯みがきARアプリ「Magik」が注目を集めました。このアプリは、ARを利用したアドベンチャーゲームで、子供にとって退屈な歯みがきの時間を、楽しい時間に変えようという目的で開発されました。


「Magik」では、インカメラで自分の顔を撮影すると、画面に映った自分の歯のあらゆるところにARのモンスターがあらわれるので、これをアプリと連動させた歯ブラシで倒していきます。モンスターを倒し、子どもが正しく歯をみがけると、ゲームのなかでご褒美をもらうことができ、子どもたちは遊びながら歯みがきへの意識を高め、習慣化することができます。親の負担を減らす商品ともいえます。

ARGO: 磨けてない場所が一目でわかる!ARで楽しい歯磨きライフを実現する「Magik」登場




マツダスタジアム、メインモニターで顔認識ARを利用する新映像送出システムを導入
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: SPOLOGY


2019年7月、プロ野球の 広島東洋カープの専用スタジアム「 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(マツダ スタジアム)」は、 ソニービジネスソリューション株式会社が提供する顔認識AR機能を備えた、新しい映像システムを導入しました。


このシステムでは、多数のファンの表情を素早く認識して撮影し、メインモニター内に多分割映像として表示することが可能です。また、映像にはARによる拡張効果として、手を振る動きに合わせたボールのアニメーションやオリジナルの枠デザインを付加することが可能で、試合やイベントごとに個別の演出効果を追加することもできるため、試合観戦以外でも提供コンテンツが増え、ファンの満足度向上に役立ちます。

ARGO:マツダスタジアム、AR機能を利用し球場とファンが一体になるシステムを導入




6、身体認識の活用

ここまでは、顔認識のARについてお伝えしてきましたが、最後に、顔認識だけにとどまらないサービスについてご紹介します。

センサー技術をはじめとするARの認識機能は日々進化しています。マーカーや顔の表情を読み取る以外にも、現在では顔だけにとどまらず、手足の動きや体の距離感など体全体を認識してARオブジェクトを反映させる身体認識のARサービスも実用化しています。

身体認識を活用することで、自分が技を打ち出す様子が再現できたりと、世界観の構築・補強に役立ちます。

ナイキの公式アプリに新機能「Nike Fit」が追加、足のサイズをARで正確に採寸できる
パルパルファミリーが並ぶモバイルスタンプの告知画

出典: GIZMODO


2019年5月、アメリカのナイキは公式の「Nikeアプリ」に、ARを使って足のサイズを測ることができる新機能「 Nike Fit」を追加すると発表しました。


これまで靴の購入者の6割は間違ったサイズの靴をはいていると言われており、足の大きさと幅だけでは、サイズの合うシューズをセレクトするのに必要なデータが足りないことが問題となっていました。そこでナイキは、ARとコンピュータービジョン、データサイエンス、機械学習、AIや推薦アルゴリズムを組み合わせた、スキャン技術を開発しました。


Nike Fitは、アプリ経由のオンラインショッピングに最適化されています。アメリカでは2019年7月から展開され、ヨーロッパは2019年後半からの展開予定とのことです。 ARの導入により、ECサイトでも自分に合ったサイズの購入が可能となり、購入の増加につながります。

ARGO: Nikeの公式アプリにARの機能を使い足のサイズが測れる新機能『Nike Fit』が登場




ARスポーツ「HADO」、プロリーグの立ち上げを目標に2019年より公式番組を配信


最新AR技術を駆使したテクノスポーツの「HADO」は、株式会社meleapのCEOである福田氏の「かめはめ波を打ってみたい」という思いから生まれたスポーツです。ヘッドマウントディスプレーとアームセンサーを装着し、拡張現実の舞台でエナジーボールを放ったりバリアを出したりして勝敗を競います。


「HADO」は2014年の開発以来、世界16カ国で80万を超える人々が体験しているとされており、世界大会の「WORLD CUP」をはじめ、年間約80試合の大会が開催されています。同社は、この大会事業を進化させたプロリーグの立ち上げを今後の目標としており、そのための資金やファンの獲得を目的として、2019年1月からYouTubeにて視聴者参加型番組「 HADO BEAST COLOSSEUM(ハドー・ビースト・コロシアム)」の放送を開始しています。

まるでアニメや漫画の主人公化のように技が扱え、誰しも一度は思ったことのあるであろう超能力者のような体験ができるだけでなく、体格差や男女差などでの差がつきにくいため、誰でも楽しく楽しめるスポーツとして、イベントやアミューズメント施設での活用も進んでいます。

ARGO: ARスポーツ「HADO」の進化が止まらない!2019年より公式番組の配信が決定




淡路島にアニメ「NARUTO-ナルト-」の忍里が登場!ナルトの世界観をARで体験しよう


兵庫県立淡路島公園内にあるアニメパーク「ニジゲンノモリ」で、大人気忍者アニメ「NARUTO-ナルト-」と「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」をテーマにした新施設『 NARUTO&BORUTO 忍里(SHINOBI-ZATO)』が2019年4月20日にオープンしました。


このテーマパークは、「NARUTO -ナルト-」シリーズの世界観を再現した施設です。専用ARアプリ「火影を目指せ!」を利用すると、ARによって現実世界にナルトの世界観を重ね合わせることができ、全7カ所の撮影コーナーでは実際に自分が忍術を使っているような動画や写真を撮影することができます

ARを活用することによって、独特な世界観の構築や補強が行われており、自分が本当にアニメや漫画の世界観に入り込んだのかのような体験ができます。ファンの満足度を高める取り組みです。
 

ARGO: 淡路島に忍里が登場!ナルトシリーズの世界観を味わおう




まとめ


ARは、近年では開発コストも下がってきたことで利用されるケースが増えてきています。また、「顔認識」や「身体認識」など新たな機能も充実してきており、世の中のニーズに応えた便利なサービスも次々にリリースされています。


最近では、「Snow」や「スナップチャット」のヒットによって、顔認識機能を利用した「ARカメラ」が、多くの人々の知るところになりました。 また、「バーチャルメイクアップ」や「試着」など、ショッピングをスムーズにするためのARの使われ方も、定着してきています。


その他にも、レジャーや教育など、現実の世界にARを重ね合わせることで、より豊かな体験ができるARの活躍の場所は広がっています。

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