電子ブック作成ツール『ActiBook(アクティブック)』は、PDFを簡単に電子ブックの形に変更することが可能です。
作成した電子ブックはURLで見ることが出来るので、従業員の持っているどの端末からも手順書を閲覧することができるようになります。
電子ブックはサーバーで管理をしているため、制作担当者が元データを変更するだけで最新のデータに切り替えることができます。
閲覧者は、同じURLの電子ブックが常に最新版のデータとして見ることが出来るようになりました。
「PDFの公開だと、ユーザーに再度ダウンロードして見てもらう必要がありますが、URLの電子ブックにすることでその手間も省けますし、格段に業務効率も上がりました」と、制作担当者にも満足いただいています。
工場の現場担当者には、わざわざキャビネットに手順書を取りに行ってた手間も省けた上に、内容確認もしやすくなったと好評をいただいています。
電子ブックでは製品の名前や品番で検索することができるので、知りたい情報がすぐに手に入るようになった上に間違いも少なくなったといいます。
今まで目視で検査台に貼ってある注意書きや、キャビネットに保管してあった資料を探して参照していたころと比べると、大変使いやすくなったという声もいただいています。
手順書が電子ブック化されてからは、業務経験が浅い作業者でもiPadを見て検索しながら、正確な検査ができるようになりました。
また、電子ブックは作業手順書だけでなく、社内報にも利用しています。
今までI社で発行していた社内報は、コストを削減するためにモノクロ印刷で社員に配布されていましたが、電子ブックに変換して配信することで、カラーにも対応できるようになりました。
また、全員分の冊子を印刷して配布するのではなく、最小限に抑えた部数を発行することで、紙媒体で見たい人のニーズにも応えながら、無駄なコストの削減にもつながっています。
制作担当者は、今後の活用として『ActiBook』から取れるログデータから、「どの製品が一番検索されているのか」「手順書のページ中でどの部分がよく見られているのか」といった使用率も分析し、業務の改善を図りたいと意気込んでいます。
また「作業手順書の電子化」を、他の国内工場だけでなく、海外の工場でも使っていけるよう広めていく予定です。