印刷会社が次の時代に生き残るために必要なこととは
実際に、JAGAT(日本印刷技術協会)でも『印刷会社は、マーケティングに関するソリューションプロバイダーとしての立ち位置を確保する必要がある』といっています。
そのためにカギとなってくるのは、
「ソフトウェア」と
「サービス」と、はっきり言っています。
これらは、知見のある印刷協会が発信している確かなビジョンであり、実際に大日本印刷や凸版印刷などの大手印刷会社は、構造改革を早くから行っており、IT関連に関する売上比率を上げることができています。
しかし、中小の中堅企業はそう簡単にはいきません。
IT企業になろう!ソフトを作ろう!といっても、そういった商品を作るために必要な先立つ資金がないからです。
ここでスターティアラボ社が、紙媒体と関連性の高く、数億円投資しなければ作れないITソフトウェアやサービスを、たった数百万円で提供することができれば、どうでしょうか?
先ほども述べた通り、
印刷会社の真の敵は競合する印刷会社ではありません。
問題の本質は、
新しいインターネットマーケティングに予算を奪われ、みるみる減ってきている印刷予算にあります。
本質ではないところを巡って印刷会社同士で価格競争をすることは、自分たちで自分の首を絞めているだけです。
そこで我々が提案するのが、
『我々が提供する武器を持って、始まってしまった異業種競争に立ち向かい、
奪われた予算を奪い返すということが、唯一の生き残りの道です』ということです。
もちろんそれらは決して簡単ではありません。
印刷会社はもとは設備産業であり、製造が中心であったため、
「顧客に提案する」「困っていることを解決する」という、ソリューション営業の概念がわかりずらい立ち位置にいます。
保守的な印刷会社の中には「これは我々のビジネスではない!」という会社もあるかもしれません。
しかし、JAGATが予測しているように、ソリューション営業をやっていかなければ、10年後に三分の一の印刷会社が倒産してしまう、そして何もしない会社はその中に入ってしまうかもしれない、というのが現実なのです。